コラム&レポート

【コラム】大阪駅と梅田駅、どうして名前が違うの?後編

今週あたまより、連続して梅田タウンのコラムをお送りしてきました。
当記事でひとまずの一段落です。

 

今回は前回に続き、大阪駅と梅田駅の駅名の違いについて。

前編とあわせてお読みくださいね。

 

 

やっと鉄道開通。しかしそれは中之島ではなく…

5年後である1874年(東京―横浜間の開通に遅れること2年後)、明治政府の一声によって大阪―神戸間に国鉄(JR)「大阪駅」が開通されました。

しかしその大阪駅は、当時の中心地である中之島ではなく梅田に建設されたのでした。
このころ梅田はまだ「埋田」から改称されたばかり。

田畑と墓地広がるド田舎の真ん中に、大阪駅が建てられることになったわけです。

当初は中之島近くの堂島に大阪駅を建設する予定だったようですが…

火を載せた車を街なかに走らせるなんてとんでもない!
大阪の中心地が火事になったらどうする!!

と、蒸気機関車の火をうとんだ住民たちが猛反対したことが一因のようです。

 

余談ですがこの大阪駅、大阪の住民たちは「大阪駅」とは呼びませんでした。
残っていた文献によると、大阪駅建設に携わった外国人の呼ぶ「ウメダステーション」をちらりと聞き、それがなまって「梅田ステンショ(ン)」と呼んでいたのだそうですよ。

 

梅田すてんしょ…声に出して読んでみると、ちょっとかわいらしさも感じませんか?

 

 

前半に続き、すこし前置きが長くなってしまいましたね。
なぜJRのみが「大阪駅」なのか、本題に戻りましょう。

1900年台(明治30年台後半)から私鉄開業

私鉄

その後1906年に阪神「梅田駅」、1910年に阪急「梅田駅」が開業。
1933年(昭和8年)には日本初の公営地下鉄である大阪市営地下鉄が開通します。
地下鉄御堂筋線のターミナルが名乗るのはもちろん「梅田駅」。

 

JRの「大阪駅」という呼称は完全に孤立した状態となりました。

「大阪」駅と「梅田」駅。その理由はとてもシンプル

長距離輸送を目的とする国鉄が、他の地方から来た人にも分かりやすいようにと名付けた「大阪駅」。

それに対し、私鉄は短距離を移動する鉄道。地元の人が移動するのに分かりやすい「梅田駅」と名付けたのです。

たしかに「大阪」では範囲が広すぎますもんね。南森町も北新地も、全部ひっくるめて「大阪駅」なんて呼ばれたらひとたまりもありませんもんね。

 

 

現在でも、大阪の人たちは「大阪で集まろか」という言い方はしません。
梅田で集まろか!」「新地行こうや」などと話します。

 

いまや昔の「埋田」のイメージはどこにもなく、他の都会にはない魅力を発揮する現在の梅田。
鉄道の文化やその由来を調べてみるのもなかなか面白いです。

あまやん

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大阪生まれ・兵庫育ち・紆余曲折あってまた大阪市内に戻ってくる。
チーズのあるお店に目がないという。

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