11月22日・23日の2日間(毎年固定)、くすりの町・道修町(どしょうまち)にある少彦名神社(すくなひこな-)で今年も「神農祭(しんのうさい)」が開催されます。
少彦名神社は日本の医薬の神・少彦名命と中国の薬祖神・神農を奉った神社であり、「神農さん」という呼び名で知られています。
道修町にレトロな薬屋が多く立ち並ぶのもその影響ですね。
かつて日本各所で大流行した死病コレラに対し、道修町の薬種商が集って新薬を作り、お守りとともに神前に供えたというのは有名なお話。
その際に使われたお守りは張子の虎でした。
コレラに「虎狼痢(コロリ)」という異名があてられていたからですね。
そこから転じて張子の虎は「無病息災」のお守りとして、現在まで受け継がれることとなったのです。
さて、今日までつづく神農祭では厄除けの笹をつけた張子の虎を神社に授与します。
無病息災・健康祈願など、さまざまな思いが込められているというわけですね。
参拝される方も、自身や家族の健康祈願・またペットの健康を祈って全国各地からこられる方が多いのだとか。
お昼過ぎは混雑が予想されますので、時間に余裕をもってお越しくださいね。
また、個人的に気になっているのが同日に出店される屋台!
少彦名神社の通り一直線にずらりと屋台が並ぶのです。
お小遣いを持って、梅田タウン編集部も参加予定です!
寒くなってきた冬のはじめに行われる歴史的なお祭り。
今年のあと少し、どうか健康無事に過ごせますように…お祈りに参るのもまた趣がありますよ。
神農祭(しんのうさい)
開催地:大阪市中央区道修町2-1-8 少彦名神社 周辺エリア
地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅 12番出口より徒歩7分
地下鉄堺筋線 北浜駅 6番出口より徒歩6分
日時:毎年11/22、23
(今年は水、木曜)
10:00~20:00
入場無料(お守り類は有料)
電話番号:06-6231-6958 (少彦名神社)
情報は2017年11月19日時点のものです。公開以降に変更されている可能性がございますのであらかじめご了承ください。